芙蓉(ふよう) 

芙蓉
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芙蓉(ふよう)

「山吹の にほへる妹が はねず色の
  赤裳(あかも)の姿 夢(いめ)に見えつつ」
 〜万葉集〜

「はねず色」は桃色よりやや濃い目の紅色のことです。
「はねず」については、フヨウ、ニワウメ、ニワザクラ、モクレンなどの諸説があり
ニワウメが通説になっていますが、はっきりしたことは不明です。

昔から美しい人の例えに用いられている花で、美しくしとやかな顔立ちのことを
「芙蓉の顔」といいます。
朝に咲き、夕方には萎んでしまう一日花で、早朝に開花したときには本来の淡紅色
夕方になるにしたがって、その色は次第に濃くなり、そして萎んでいきます。

「酔芙蓉」は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色になります。
酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついた
といわれています。

芙蓉(ふよう)と木槿(むくげ)の見分け方
 芙蓉のメシベは小さな丸が5つ並んで梅鉢マークような形です。
 木槿のメシベは不ぞろいな5本がシメジのようにひょろっとのびます。


【絵になる風景 -京都-】
○大乗寺
 京都市山科区。
 「酔芙蓉の寺」といわれています。
 平成4年にこのお寺に移り住まわれた現住職が酔芙蓉百本の寄贈を受け
 それを毎年百数十鉢に挿し木して今日千三百本を越えるまでに増やされたそうです。

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